カノン5Dの日記帳

オーディオマニアのカノン5Dが、アニソンやアニメについて雑多なことを書いていきます。

ひのき街道の調整(24.01.07)

無調整、ファーストインプレッション:

勢い良く鳴る。中域がぐわっと迫ってくる感じ。

ボーカルが二重に見えるぐらい、定位は悪い。

何か耳に付く嫌な音がある。

低音は殆ど聴こえず、高音も少なく感じる。

 

吸音材を可能な限り入れる:

嫌な音は抑えられた。

勢いも抑えられてきたが、高域が減ってしまった。

ただ、リアルな中音域とは言い難い。ボーカルは滲み気味。

ダンっというドラムの音が目立つ。

 

バッフル背面に、AL棒を一つ貼る。:

かなり良くなった。やっと聴ける音になった。

音はワイドレンジになり、ボーカルにピントが合った。

fosの音がバン!に対して、こちらの音はダン!という感じ。

 

ひのきアンカーを最小限のサイズにする:

音は繊細な方向になった。

ボーカルが少し遠のいたが、これは制振が減ったからか?

ストリングスや音場などの情報量は確実に上がっている。

 

バッフル背面に、二つ目のAL棒を貼る。:

重心がぐっと下がる。ただ、情報量は下がったか?

デッド過ぎるかも。吸音材を抜いて調整してみたい。

 

あと、ひのきアンカーは多少質量があった方が良さそう。

ハリが出せる。

 

前半の吸音材レス:

一見情報量が増えるが、ヒンヒンした付帯音が付いてしまい、

重心が高くなる。

 

前半の吸音材を少し追加:

重心は下がる。もうちょっと下げたいが、他の場所での対策が必要か。

あと、ボーカルはもう少し精度を上げたい。

 

 

 

 

 

 

スピーカー試作(ユニットの後ろ留め)2023.11.24更新

磁石を後ろから支えるのはどうか。

 

1st:太い金属ネジで引っ張る

→ 金属の重ったるい音が付いた。経年に弱く脆弱。

 

2nd:ひのき材で固定する。

→TWは、固有音の抑制が困難だった。緩衝材によるフローティングがいい。

→WOは、どうもモッサリとした籠った音になってしまう。音楽の楽しい感じや、ひのきスピーカーで目指していた情感が消えてしまう。

 

3rd:元に戻す。(TW、WO共に緩衝材あり=フローティング)

まあ、確かに楽しさ感は出てきたが、それよりクオリティの劣化が著しい。音が曖昧。

 

4th:WOはひのき材+ネジで後ろから支える。TWはフローティング。

かなりいい。低音のしまりが出てきた。

吸音材はゼロでいい。ややボーカルが籠る。

 

5th:4th状態から、TWを通常ネジ+緩衝材で固定する。

ハイの音色感が良くなった。ボーカルも少し明るい表情になった。

ボーカルが籠り気味なのは、メープル材の影響か??

 

6th:ウーハーの締め付けトルクを上げてみる。スプリングワッシャーが貼りつかないギリギリぐらい。

騒がしくなったけど、ボーカルの抑揚は減った。籠り気味なのは変わらず。NG。

 

7ht:TWを、後ろからひのき+Al材支えで、スプリングワッシャー支えにした。

確かにボーカルは出てくるが、クオリティは高くない。

むしろ、最高域の伸びは下がった。△。

 

8th:KOTUBUを外した。

これはいいかも。

 

9th:TWのフローティングを止め、直付けにした。(スプリングワッシャー付き)

ボーカルが前に出た。ただ、空間表現は低下。とりあえず、このままにしておく。

 

10th:ウーハーのワッシャーを外し、スプリングワッシャーだけにした。

これはいい。リアリティのある低音と、中域の解像度がある。GOOD。

※ここでのTWは、9thの直付け。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スピーカー調整メモ

<製品版3台目 完成試聴>

ツイーター背面カップは効いた。

音が立体的になる。埋もれないし情報量は出るし、太い。

 

その後、実験機を聴くと、

ぼんやりと平面的な音に聴こえる。(音のバランスは変わらないのが面白い)

 

 

ただ、カップに反射して最高域がフワつくので、

ここは1cm×1cmのエプトシーラーを2枚貼り付けたら、しっかり改善した。

 

 

あと、カップの中には、吸音材は入れてはいけない。

音が妙に吸われる。

ダメ!ゼッタイ!!NO吸音材!!

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やや低音の沈み込みが甘いのは、空芯コイルが入ったためかも。

 

試しに、ダクトの吸音材(1cm×2cm)を除いたら、

中音域が凸になった。

 

バスレフ型は、しっかりと細かい不要音を取っていく方がゴールに近くなる模様。

 

 

 

 

 

試聴メモ

2ndEdition。

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(6.8)+(0.56mH) + (22.0+4.6uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

<吸音材>

上側に小さいクラフト紙を少し。

下側は、ダクト下に収まるようクラフト紙を充填。

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意外と、ハイが出る。ハイがパシッと決まる。

むしろハイが上がり気味ぐらい。

あと、ドンドンいう低音も出るし、解像度も十分。

 

スピーカー調整メモ

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(6.8+2.2)+(0.36mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+10+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

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悪くない。低音の存在感もそれなりにある。

ただ、ハイがくて、シャカシャカイヤホンみたい。

 

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(6.8+2.2)+(0.36mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

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ドンドンという低音域と、シャカシャカのバランスはとれたか。

ボーカルに比べて、中高域のストリングスの強さが気になる。

 

バランスは良い。やや中域が凸か。

ウーハーの音ヌケが欲しい。やっぱりウーハーのコイル調整か。

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(6.8+2.2)+(0.36mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.43=2.23mH

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支配力つよいなぁ。ボーカルがポーンと出てくるようになった。

一方で、低音が追い付いてない?

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(6.8)+(0.36mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.43=2.23mH

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意外と悪くない。低音の存在感が出てきた。

柔らかい高音が付加されている感じ。

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(6.8+1.0)+(0.36mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+15+1.5Ω

WO:1.8+0.39=2.19mH

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低域の存在感が少ない。

高域のバランスをちょっと変えたい。

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(6.8+1.0)+(0.36mH) + (22.0uF)

→ 15+15+1.5Ω

WO:1.8+0.39=2.19mH

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中域は良くなってきた。「ツ」が強いか。

低音も少しだけ出るようになってきた。

なんか、ボーカルが強い時がある。ハイが弱いのか。

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(6.8)+(0.36mH) + (22.0uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.39=2.19mH

------------------------------

中音域と高音域の間が埋まらない感じがある。

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(6.8)+(0.43mH) + (22.0uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.39=2.19mH

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確かに、間は埋まってきた。一方で、高域の粒立ちは大幅減。

全体的にボーカルが暗い。

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(6.8+1.0)+(0.43mH) + (22.0uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.39=2.19mH

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ボーカルは良くなってきた気がする。

全体的に、ほんわか傾向??

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(6.8+1.0)+(0.43mH) + (22.0uF)

→ 15+10+1.5Ω

WO:1.8+0.39=2.19mH

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解放感が出た。

特に、中高域にアニソンらしい開放感があるのがいい。

低音もギリギリ出ているか。

 

なんか、鼻をつまんだような感触がある。

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(6.8+1.0)+(0.43mH) + (22.0+4.6uF)

→ 15+10+1.5Ω

WO:1.8+0.39=2.19mH

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音がならされた感じがある。鼻つまみ感は減少。

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(6.8+2.2)+(0.43mH) + (22.0+4.6uF)

→ 15+10+1.5Ω

WO:1.8+0.39=2.19mH

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お試しでやってみたら、大当たり。

低音の倍音が出たのか、ベースの存在感が出てきたい。

ボーカルも自然に、太くなった。

一方で、ボーカルの中低域にモヤモヤ感がある。

・ウーハーのコイルを増やしてもダメ。

 

時間をおいて、改めて聞くと、

確かに悪くはない。

でも、これが「ひのきスピーカーか?」というと違う気がする。

低音は質感豊かに出ているが、グングンと遅い感じ。

 

 

結局、初代が一番クセがなかったのでは。

 

片方を初代にしてみる。

音全体が解れる。前に出る。

低音はダイナミックに動く。

 

<初代を改めて試聴>

・音のハリ出し、低音のダイナミクスが完璧。

 (ダクトは70mm、ダクト内部吸音材なし)

・TWへのKOTUBUなし、WOのノッチフィルタなし、ややサラつく。

 

<初代リスペクトで、試聴機を組みなおし>

・コイルなし、KOTUBUなし:STD

★コイルなし、KOTUBUあり:ボーカルなど良くなった。選ぶならこっち。

・コイルあり、KOTUBUあり:音が丸まっこくなった。猫背な感じで、低音の瞬発力もdown。

・コイルあり、KOTUBUなし:低音の解像度は、下がったまま。安っぽい高音が付与されたw

 

ただ、「コイルなし、KOTUBUあり」は、伸びそうで伸びない、

なんか勿体ない感じの音。

「コイルなし、KOTUBUなし:STD」の潔さは聞いていて気持ちいい。

 

22×15cmを2分割して、TW周りの上下に入れてみる。

大当たり!

サラサラ感を抑えつつ、ハイの伸びもある。

 

やや中域に付帯音がついている。

ウーハーの周りに吸音材を入れる。

 

付帯音は抑え気味になったが、

ハイの伸びが悪くなった。快活さはdown。

 

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(6.8+2.2)+(0.43+0.13mH) + (22.0+4.6uF)

→ 15+10+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

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ハイは改善された。ボーカルも悪くない。

ただ、快活さは戻ってこなかった。

 

ウーハーの周りの吸音材を取る。

※この辺は、メープル補強材が入ってしまったことによる限界かも。

快活さが戻ってきた。★

 

試作機は、10Ω。

本番(初代リスペクトは12Ω)で良さそう。12Ωの方が、低音は出る。

 

<Fin!>

 

なお、本番品は、下記の構成になっている。

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(6.8+1.5+0.67)+(0.56mH) + (22.0+4.6uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

<吸音材は、初代リスペクト>

【残】TW上下への吸音材配置

【残?】10Ω抵抗

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スピーカー調整メモ

結局、吸音材をフル充填したほうが、

中域のハリや存在感が出しやすいことが分かった。

 

また、TWのコイルは、

0.56mHが聴感ベストなよう。下げても上げてもダメ。

 

12+15Ωでは、1kHzや最高域に大人しさがあったため、

10+15Ωをテスト。

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(6.8+2.0)+(0.44+0.13mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+10+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

------------------------------

やや丸っこい響きがあるが、

ハイのスペクトラムは綺麗に決まる。

低音は比較的しっかり出てる。コイル容量やTWレベルからすると意外。

ボーカルがどことなく、まだ引きずってる部分がある。

表情は悪くない。

ロー辺りの響きが制御できてないためか。

 

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ユニット裏に、吸音材を8cm角×2.5cm厚で入れる。

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まず、低音が強くなったように感じる。

全体的に、ハイの方が大人しい。

ボーカルはまだ丸っこさがあるが、これはヒノキの音か。

まだハイを上げても良さそうだ。

 

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(6.8+3.0)+(0.44mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+8.2+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

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8.2Ωにしたときから、0.56mHより値を小さくできた。

ピアノの立ち上がりが改善された。

(0.36mHでは、ボーカルがパサパサになってしまう。同時に低音が出なくなる。)

 

曲によっては、TWが強い。装飾音が多い。

 

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TW上に、KOTUBUを貼る。

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いや、支配力強すぎるでしょw

F特に近い、4kHzが落ちた特性になった。

全体的に下が出るようになったが、ハイは曇り気味。

相対的に、ボーカルが少し良く出るようになった。

 

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(6.8+3.0)+(0.36mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+8.2+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

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ボーカルの表情はかなり良くなった。

曲によっては、中低域~低域が、高域に追いつかない場面がある。

ハイが出すぎ?

 

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(6.8+3.0)+(0.36mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+10+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

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なんとなくチャーミングな感じになった。悪くはない。

少なくとも、ハイは落ち着いた。

やや中域の彩度が高い?

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(6.8+2.2)+(0.36mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+10+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

------------------------------

中域の凸は是正された感じ。一方で、パサつき、ミュート感を感じるようになった。

曲によっては、中低域がリッチすぎ。もっと華やかさが欲しくなる。

1.8+0.33mHぐらいがベストなのか?

 

 

 

 

スピーカー調整メモ

--------状態----------

(6.8+2.2uF)+(0.44mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

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0.44mH→0.44+0.12mHで、製品版と同じになる。

確かにバランスや質感悪くはないが、中高域に甘さが出る。(戻した)

 

音がミュートされた感じが気になったので、吸音材を増減させてみた。

吸音材を増やす方はNG。さらに違和感が強くなった。(戻した)

中央部運の吸音材を減らし改善。さらに、TW部分の吸音材を削減。これでかなりボーカル出てきた。

 

全体的に、パラパラとした装飾音の明るさが強すぎる感触も。

 

TW周囲の吸音材を抜いて、中低域をリッチに出してみる。

これは大当たり。バランスがとれた。★

 

若干、ハスキーさがある。

22.0+4.7uF → 22.0 へ。

確かに、悪くはないが...7~10kHz付近の違和感が残る。

 

15+12+1.5Ω → 15+(12+3)+1.5

→ 7~10kHz付近はだいぶ落ち着いた。

  ただ、全体的にカマボコ感がある。

  あと、中低域のポワポワ定在波が顔を出すようになった。

  中高域の上が少し足りない感じ。

 

0.44mH → 0.33mHへ。

中高域の上がしっかり出てきた。

ただ、全体的にハイ下がり。

中低域のポワポワ定在波もある。

 

 15+(12+3)+1.5 → 15+12+1.5Ω

中高域が戻った。

対策の効果もあって、ハスキーさは少ない。

 

6.8+2.2uF → 6.8+1.0uF  → 6.8uF 

→ ボーカルの下が出るようになる。

  ただ、どことなく詰まった感じ。

 

22.0uF → 22.0+4.7uF

→ 詰まった感じは、解消傾向。

  ただ、これでいいのか?

 

--------本日の初期状態----------

(6.8+2.2uF)+(0.44mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

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--------本日のラスト状態----------

(6.8+1.0uF)+(0.33mH) + (22.0+4.7uF)

→ 15+12+1.5Ω

WO:1.8+0.5=2.3mH

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もしかしたら、ウーハーを2.3→2.2かも。