スピーカー検討メモ(吸音材、ネットワーク)
メモ
昨日の段階では、中音域が引っ込み、低域の質感(硬質感)がイマイチ。高域も若干目立つ状態。
☑ ウーハーのコイルを1.8+0.5+0.12mH→1.8+0.5mHにしてみたら、全然ダメ。
中音域の位相が崩れた感じになる。
☑ 吸音材を、枕型にしてみる。
唯一残っていた、ユニット背後の吸音材 2.5×13×9を、枕型 11×10に。
音は落ち着いて、芯が出る。
ハイ上がりになってレスポンスが出ると思ったが、そうした副作用は無さそう。
妙なオーディオ臭さが無くなって、生音に近い存在感のある落ち着きが出てきた。
しかし、低音域のモコッとした感じは変わらない。
また、よく聞くと、ボーカルの情感が感じにくい。バランスは悪くないが、あまり生生しくない。妙なところで吸われているのか。
やや、1kHz付近が強いようにも感じる。
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☑ TWのコンデンサを1.5or1.0+6.8→6.8に変えてみる。
確かに、中高域の硬さは無くなり、なまめかしさは出たが、
鳴り物のエッジも立たなくなった。
中域が大人しくなった分、低音は強めに感じる。
部屋が飽和してくるぐらいの低音感。オケにはいいが。
一応、ダクト周囲吸音材の違いも見てみるが、やっぱり「6.8+1.0」が良さそう?
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☑ ダクト周囲の吸音材をウレタンから、クラフト紙に変更。
低音はかなり良くなった。キレがある。
ただ、依然として低音が強い。もっと沈み込む方がいい。
意外にも、クラフト紙を巻いた方が、デッドな中高域になった。
音の広がり感は良好なので、バランスの問題と思われる。
☑ コンデンサは、6.8+1.0に戻すとして、
吸音材全体量の削減が必要かも。あとは、ダクトは70mmか。
鳴り物は、パシャパシャとした柔らかさが中心的。
ボーカルも同傾向で、潤ってるけど、ぼやけている感じ。
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☑ コンデンサは、6.8+1.0に戻す。
明らかに良くなったが、鳴り物の感触は戻らない。
ただ、ボーカルの明るさがない。明度が足らない感じ。
低音はだいぶ抑制されたので、
吸音材を少し減らしてみる。
明るさが戻ったが、やはり制振された感じが強い。
結局、ダクトをクラフト紙で覆うと、そこが制振ポイントになってしまい、
バッフルの振動を吸い取っているみたい。
ダクトは制振した方がいいが、
エンクロージュア(とくにバッフル)は制振しない方がいい。
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☑ ダクトを発泡ウレタンへ戻す。ダクト長は60→70mmへ。
ボーカルの張り出しは弱くなる。
おそらく、この辺が量感を調整していたところか。
☑ ツイーターのコンデンサを6.8+1.0から6.8+1.5へ変える。
これは悪くない。声が戻ってきた。ただ、まだまだボーカルが不明瞭。
吸音材も、初期(ユニット背面のみ綿系)に戻す。
癖はやっぱり綿系の方が少ない。
悪くはないが、声のボリューム感が欲しい。
☑ 6.8+1.5(SOLEN)から6.8+2.2(ムンドルフ)へ。
これは大当たり。ボーカルがしっかりクローズアップされ、
金物もしっかりと密度を持ちながら、バサついたりサラサラしたりせず自然。
今週はこれで聴き進めてみようと思う。